Javaは幅広い用途で使われているプログラミング言語のため、それを扱うエンジニアの活躍の場も比例して多く用意されています。そこでJavaエンジニアとしてキャリアを重ねるなら、どのようなスキルセットが求められるのでしょうか。
基本中の基本とも言えるのは、さまざまな仕事での実務経験です。Javaはその汎用性の高さゆえに、スマートフォンのアプリ開発や通販サイトの構築などの多種多様な現場で使われています。どの仕事でも共通して通用する要素がある反面、特定の分野で活きる経験もあるのです。特定の分野で活躍するスペシャリストを目指すのも良いですが、幅広く経験を積むとキャリアの幅も広がります。
将来的に管理職を目指すのであれば、経験の幅広さが無駄になることはないでしょう。Javaエンジニアとしての実績を周囲にアピールするには、携わった仕事を紹介するのが一般的です。勤務経歴の長さや仕事内容を見れば、おおよその実力を判定できます。実力を客観的にアピールするため、資格の取得を目指すのも良いでしょう。
システムアーキテクト試験やITサービスマネージャ試験などの国家資格を取得すると、有望な人材として扱われる可能性が高くなります。企業によっては資格取得を奨励する研修などがありますが、日常業務をこなしながら試験勉強もするのは簡単ではありません。また、資格を取得したとしてもエンジニアとしての地位が確定するわけではないので、常にスキルアップを続ける心構えも必要です。